知っておこう!ヘルペスの基礎知識

ヘルペスウィルスの種類

ヘルペスは、ヘルペスウィルスが原因となる感染症の一種です。主に唇の周辺に水膨れのような症状が現れる口唇ヘルペスと、性行為によって感染する性器ヘルペスが知られていますが、小さな発疹が多出して広がり、やがて赤く大きくただれたような状態になる帯状発疹もヘルペスウィルスを原因とする病気のひとつと捉えられています。 ウィルスの種類は大きく、2つに分類されます。口唇ヘルペスの原因となるのは一般的に「1型」とよばれる、HSV-1型ウィルスで、これは主に上半身に発症。唇や口角付近の皮膚や顔、歯茎や角膜に痛みを伴った水膨れというカタチで発症します。重度になると脳に感染し、ヘルペス性脳炎を引き起こす可能性があるため注意が必要です。性病のひとつとして認識されている性器ヘルペスの原因となるのは「2型」と呼ばれるHSV-2型ウィルスで、下半身を中心に発症し、主に性器や肛門などに症状が現れます。

ウィルスの感染経路

この1型と2型のHSVウィルスは完全に分類されるわけではなく、1型が感染して下半身に発症する可能性もあります。例えば、口唇ウィルスのキャリアが患部に触れた手で、別な人の性器に触れたりオーラルセックスをした場合に感染し、感染した相手には性器ヘルパスとして発症するケースもあります。 これらのように、ある特定の部位に発症するヘルペスを単純ヘルペスと呼び、帯状疱疹と大きく区別されます。また、水疱瘡もこのHSVウィルスを原因とするヘルペスの一種として捉えられています。このヘルペスは非常に感染力の高いウィルスで、直接感染や飛沫感染などで周囲の人々にうつってしまいます。

潜在的なキャリアが多いヘルペス

実はこのヘルペスウィルスは一度感染すると体内の神経系の裏側に潜み、なかなか根治しないやっかいな病気のひとつとして捉えられています。風邪をひいたときやストレスが続いたときなどに免疫力が低下し、その時に潜んでいたヘルペスウィルスが活発に活動して発疹を発症させます。この発疹の原因が感染力の高いウィルスだという認識がなく、単なる風邪の症状の一つだと勘違いし、発疹を触った手で周囲の人に触れることで容易に感染してしまいます。 特に育児中の女性が自分のお子さんに移してしまうケースや性行為を通じて大切なパートナーにうつしてしまうことも多々あります。このヘルペスは、国民の約70%が感染しているとの調査結果もありますが、ヘルペスウィルスに対する認識の低さが原因とされています。しかも、このヘルペスウィルスは感染しても必ず発症するわけでなく、潜在的なキャリアとなるケースも見られます。 最近、50代の女性の間で悩みが広がっている帯状発疹も、基本的にはこのHSVウィルスが原因とされていますが、近頃は他人と接触していないなどの理由から、ウィルスに感染する理由が見つからないという方も多くいらっしゃいます。その多くは、先の述べた潜在的なキャリアの方が、50代を過ぎて免疫力が急激に低下したことで、これまで身体のどこか奥底に眠っていたウィルスが活性化して発症するというパターンなのでしょう。

女性の患者が多い性器ヘルペス

実はこの性器ヘルペスは統計によると、男性よりも女性の方が感染者が多くなっています。これは生理や妊娠が大きな理由と推測されていますが、若い女性ほど患者数が多く、複数のパートナーとの性行為もその要因のひとつとされています。ヘルペスに感染している女性が妊娠すると胎児に胎盤内での感染を引き起こす可能性もあります。出産を控えている女性に思い当たる節が見られたら、早急に医師への相談が必要です。 性感染症のひとつと認識されている性器ヘルペスの主な感染経路は性交渉やオーラルセックスによるものです。特に不特定多数の相手との性交渉を重ねると、それだけリスクが高くなります。性交渉によって粘膜が傷つき、そこからヘルペスウィルスが体内に侵入してきます。下半身に発症するHSV-2型のウィルスは腰の裏側の神経に潜んでいるといわれています。ヘルペスウィルスのキャリアとの性行為によって感染する可能性は非常に高くなっています。コンドームは必須ですが、患部に触れた手や唇を介して感染するケースもあるので、明らかにパートナーがヘルペスを発症している際には性行為を避けるべきでしょう。良く手を洗って、患部をマスクなどで隠し、感染を防ぐしかありません。

ヘルペスの治療方法

感染力が強く、しかも体内に潜んで再発を繰り返すヘルペスの治療には一般的な抗生物質ではなく、抗ウィルス薬を活用します。薬には錠剤や顆粒の経口薬と患部に直接塗布する軟膏があり、どちらかの薬品を使用するか、あるいは経口薬と塗り薬の両方を併用して治療するケースもあります。重篤な場合には点滴を用いて治療に当たるケースもあります。 一般的には口唇ヘルペスの治療には軟膏を、性器ヘルペスの治療には経口薬が用いられます。口薬の場合には最初の発疹が出てから3日以内に服用を開始すれば服用をはじめた翌日から効果を実感する人が数多くいます。ヘルペスに感染していても、初期段階にあればあるほど医薬品による治癒率は高くなります。早く治すにはできるだけ早く治療を開始する必要があります。素早く正しい治療を開始すればおおむね2週間以内に症状は治まります。再発を防ぐためには予防を目的とした薬物を継続的に服用し続けることで、ウィルスの活動を抑えることができます。 もっとも代表的な治療薬として認識されているのがバルトレックスという服用薬です。その有効成分であるバラシクロビルは体内でアミクロビルという物質に変化してウィルスに取り込まれることでDNA合成を崩壊させるというものです。ウィルスの活動を閉じ込めながら発症を抑えます。また患部に直接塗布する軟膏も有効です。「アラセナS」「アラセナSクリーム」「アクチビア軟膏」「ヘルペシアクリーム」「ヘルペエース」といった商品名で市販されているので、気軽の購入が可能です。薬物治療と併せて体質改善も有効です。

予防をすることで安心できる性生活を

先に述べたように、風邪をひいたり、ストレスをためることで免疫力が低下し、ヘルペスウィルスが活性化することで発症する病気です。規則正しい生活と食生活を送ることで、体質そのものを改善していく必要があります。ヘルペスウィルスの活動を抑制するといわれている成分もあり、サプリというカタチで販売されているのがリジンです。このリジンは主に蕎麦に多く含まれている成分で、もちろん副作用の心配もない健康食品として注目を集めています。他にもビタミンB5やビタミンB12、亜鉛などの栄養素もヘルぺスウィルスの活性化を抑制する作用があるといわれています。薬物による治療と併せて、日頃から食生活に取り入れることでさらに予防効果が高まります。

体質改善による予防も有効

性器ヘルペスは再発を繰り返す恐ろしい病気です。安心してパートナーとの性生活が楽しめなくなりますので、普段から治療薬を服用しながら予防しておきたいもの。性器ヘルペスに限っては、予防目的としてバルトレックスを無制限で購入することができますが、年6回以上の再発を繰り返す場合に限るという付帯条件が定められています。それ以上に必要となる場合は、保険適用外となるため、高価な買い物になってしまいます。しかもこのバルトレックスは市中のドラックストアでは入手することはできません一定量のバルトレックスの購入が必要となった場合にはネット通販を活用して入手します。安価に購入したいのであらば、個人輸入のサイトを活用するか、あるいはジェネリック薬品の購入を検討するのがベストです。

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